マンションの大規模修繕工事。
外壁、防水、屋上、鉄部塗装など、議題は山ほどあり、限られた時間と予算の中で判断を迫られます。
そんな中で、つい後回しにされがちなのが「照明」です。
「今は点いているから問題ない」
「照明は電気工事だから修繕とは別」
もし、こうした判断をしてしまうと、数年後に“想定外の追加コスト”が発生する可能性が高いことをご存じでしょうか。
実際に、 「あの時一緒にやっておけばよかった」
という声が、管理組合・理事会・管理会社から後を絶ちません。
このコラムでは、大規模修繕の際に照明の知識が不足していると、なぜコストが増えてしまうのか、 そしてなぜ最初からプロに任せた方が結果的に安く・安全なのかを、具体的に解説します。

大規模修繕で“照明を軽視する”と起きること
大規模修繕では、どうしても建築系の項目が優先され、照明は「設備の一部」として深く検討されないケースが多くあります。
しかし共有部で使用している照明は、単なる器具ではなく、設備であると同時に資産価値でもあります。
- 共有部のデザインを含めた資産を維持するためのもの
- 既存の照明器具をいかに活用するかと、活用出来ない場合のデザイン性
- 取付や構造などの考え方
- 特に、誘導灯や非常灯は「赤いランプが点滅していて、バッテリーの交換」を見逃しているケースも多い
上記を含めて、照明は設備であると同時にデザインも考える必要がある資産です。
ここを理解せずに判断すると、後で取り返しのつかない選択になることがあります。
後悔パターン①
「後でLEDにすればいい」が、総入れ替えになる
よくあるのが、
「今回は建物の修繕だけ。照明は点いているから、次回でいい」「ちょっとくらい暗くてもよい」
という判断です。
ところが数年後、いざLED化しようとすると、
- 既存器具がすでにかなり劣化し、照度が基準値より下回っている
- 適合するLEDランプがそもそも存在しない。器具事交換も出来るのか?金額が上がっている
- 管球の値段も上がっているし、水俣条約の関係で、水銀灯や蛍光灯の産廃費用が非常に上がっている
というケースが多発します。
結果として、本来はランプ交換だけで済んだはずの工事が、器具総交換+追加工事となり、当初想定していた何倍ものコストがかかってしまいます。
後悔パターン②
足場があるのに、照明工事を分けてしまう
大規模修繕で最も高額になりやすいのが「足場費用」です。
しかし照明の専門的な視点がないと、
- 「高天井の照明は今回の工事範囲外」
- 「電気屋の話だから別途で考えよう」
と判断されがちです。
その結果、2027年問題の後に照明更新を行う際、
- 再度足場を組む
- 夜間・高所作業費が発生・LED照明の値段がUP・電気工事費もUP・業者もなかなか受けてくれない
- 居住者への再説明が必要・なぜ2027年問題の前に理事会で検討をしなかったのか?
となり、本来ゼロで済んだはずの費用と手間が重なります。
後悔パターン③
明るさ・配光を考えず、クレームと再工事に
「LEDにしたのにポイント的に暗い」
「眩しくすぎる」「色合いが変わってしまった」
こうしたトラブルも少なくありません。
照明は、場所によってテーマが違うため、様々な配慮をしないといけません
- 廊下
- 階段
- エントランス
- 駐車場
それぞれで適正な明るさと光の広がり方が異なります。これを理解せずに電気工事業者に任せてしまうと、結局一部やり直しとなり、二重投資になってしまいます。
なぜ“照明のプロに任せた方がいい”のか
大規模修繕の担当者が、建築・防水・照明・電気・将来供給まで、すべてを把握するのは現実的ではありません。また、電気工事屋さんは照明のプロではありません。
照明のプロというのは
- 今回やるべき照明工事と既存の照明の活かし方・資産価値向上の方法
- 今回は触らなくていいが、準備すべきポイント
- 将来コストが増えない照明の在り方・仕様
を修繕スケジュールと合わせて、本来必要な明るさを提案できます。
結果として、 「やりすぎない」「足りなくならない」最適な判断が可能になります。
サンエスオプテックでは、 マンションの大規模修繕に合わせて、
- 既存器具を活かすLED化
- 不要な交換を避ける工事方法
- 将来を見据えた仕様などの提案
を行い、結果的に住民の方の満足度のUPとなるべくトータルコストを下げる提案を行っています。
大規模修繕は「工事」より「判断」がコストを左右する
大規模修繕で一番お金がかかるのは、工事そのものよりも、判断を間違えた後のやり直しです。
照明をよく知らないまま理事会で決めるより、最初からプロの視点を入れることで、将来の無駄な出費を防ぐことが最大のコスト削減になります。
マンション大規模修繕 × LED照明のご相談
「今回はどこまでやるべき?」
「今やらないと後で困るのはどこ?」
そんな段階からでも大丈夫です。大規模修繕のタイミングを、後悔しない判断の機会に変えるために、ぜひ一度ご相談ください。





